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2024.02.23

歯の健康

唾液の循環を促し、歯を綺麗にする『清掃性食品』とは

唾液の循環を促し、歯を綺麗にする『清掃性食品』とは

食事をすることで歯が綺麗になる!?『清掃性食品』について

今回は歯と食事の関係性について解説していきます。
一般的に食事をすると歯が汚れてしまうと思われがちですが、中には食事を通じて口腔内の清潔を保ち、歯や歯茎の健康を促進してくれる食品もあり、それらを『清掃性食品』といいます。
これらの食品は、食べることで唾液の分泌を促し口の中を洗浄し、食べかすや細菌を取り除く効果があります。

反対に、食べることでお口の中に残りやすく歯に悪影響を与えやすい食品を『停滞性食品』といいます。みなさんご存知の通り、これらは砂糖を多く含むキャラメル・ビスケット・チョコレートなどのお菓子類が代表的です。
これらの食べ物は出来るだけ摂らないほうが良いですが、摂る際にはその頻度に気を付ける必要があります。1回の摂取量の問題よりも、毎日・不規則といった頻度の回数が問題になります。

それでは、これらの食品についてもう少し深掘りしていきたいと思います。


直接清掃性食品

直接清掃性食品とは、主に食物繊維を豊富に含んだ食品のことで、咀嚼することで歯に付着した汚れを取り除き、歯の表面を綺麗にしてくれる食べ物です。また糖質や油分等の成分が少ないのも特徴の一つです。
以下に、その代表例を挙げます。

  • キャベツ
  • ゴボウ
  • レタス
  • セロリ
  • ニンジン
  • こんにゃく

間接清掃性食品

間接清掃性食品とは、食事をすることで唾液の分泌を促進し、食べかすや汚れがお口の中に停滞することを防いでくれる食品です。また唾液の性質として、口腔内を洗浄・希釈・緩衝する働きがあり、食事で酸性に傾いたお口の中をアルカリ性の唾液が中性(pH7.0前後)に戻し、健康な状態に維持することが可能です。
代表的なものは、以下のような酸味のある食べ物があります。

  • 梅干し
  • レモン
  • 酢の物

停滞性食品

冒頭でも述べたように、清掃性食品とは反対に虫歯や歯周病のリスクを高め、歯に悪影響を与えやすい食べ物のことを指します。これらは、糖質や油分を多く含み、歯にくっつきやすく停滞しやすいのが特徴です。

  • チョコレートやキャラメルなど
  • ポテトチップス
  • カレー
  • パン

皆さんも、普段の食事から出来るだけ『清掃性食品』を多く摂るようにしていただくと、お口の健康に繋がりやすいと思います。

とは言っても、停滞性食品の中に挙げた食べ物の中には重要な栄養素が含まれているものもあり、また好きなものを食べられないことはそれ自体がストレスに繋がります。
気を付けることとしては、やはりバランス良く摂取すること、停滞性食品を食べた後には清掃性食品を摂る、またその頻度に気を付けること、などが挙げられます。

最後に、今回のテーマである食事・食品は、あくまでお口の健康のための一部に過ぎません。適切な歯磨きや定期的な歯科検診などと組み合わせて、健康なお口の状態を維持することが大切です。

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